社会・全般
2011年9月4日(日)9:00
視界さえぎる煙霧/宮古島地方
宮古島地方は3日、煙霧に覆われた。大気中に浮遊した目に見えないちりや海塩粒子などが視界をさえぎる現象。宮古島地方気象台によると、視界は午前9時に最も短くなり約4㌔を観測した。
微粒子は、本土に上陸した台風12号に伴う海塩や大陸のちりの可能性があるが、特定できていない。
大気中のちりは普通、上昇気流などに乗り拡散するが、大気が下方向に流れる高気圧の範囲にあると地表に滞留することがある。
午前10時前、平良港から4㌔先の伊良部の島影は視界から消えた。カママ嶺公園からは、煙霧が市街地に広がって見えた。
3日正午の視界は約6㌔に回復した。煙霧はきょう4日まで続くと予想している。
気象用語では視界が10㌔未満となった場合を「煙霧」と呼ぶ。