にぎわい空間、本格始動/宮古島市公設市場
オープンから1カ月
7月にオープンした平良下里にある宮古島市公設市場。8月末までにほぼ全店舗が入居を済ませて本格的に動き始めている。精肉、鮮魚をはじめ野菜、菓子、特産品の品ぞろえが充実、地域住民だけでなく多くの観光客が足を運び、にぎわいの空間を創出している。
同市場は鉄筋コンクリート2階建て。建築面積は468平方㍍で延べ面積は745平方㍍。15台分の駐車スペースがある。総事業費は1億5000万円。
市場の建物に入居するのは計17店舗。1階には▽市場の駅▽丸良青果▽まるにし青果▽市場すし▽ゆーかり▽キビのはな▽みゃーくの味加工推進協議会直売所▽上地八百屋▽伊良部商店▽宮古島ドットコム観光案内所が入居している。
2階部分には飲食店「眞茶屋」がオープン。青空市は市場の入り口付近に複数店舗出店している。
夏休み期間中の8月は多くの市民と観光客が来場して特産品を買い求めた。家族で訪れ、新しい市場の雰囲気を楽しんでいた殿村綾子さん(32)は「前の市場より明るい。とても入りやすくて雰囲気が良い」と入店の感想を話した。
1階で営業している市場の駅ではゴーヤージュースやじゅーしー、マフィンなどを販売。すべて島の食材を利用している。店長の与那覇政江さんは「毎日がとても楽しい。地元の人たちのほかに、観光客も足を運んでくれる。これからも地域の皆さんや観光客に愛される市場づくりを目指して頑張っていきたい。新しいコミュニケーションの場を創出し、元気の発信地になればうれしい」と話した。