「学校統廃合に断固反対」/来間島自治会
教育委に再考要請
来間島自治会の来間得良会長はじめ3人が6日、城辺庁舎に川上哲也教育長を訪ね、市教育委員会が示している、2014年度までに来間小中学校を下地小・中学校に統合する基本方針に断固反対するとの要請書を手渡した。
要請書で「来間島は学校と地域住民全員が密接な連携の中で子供たちを見守り育んできた。来間島に伝わる先人からの歴史と伝統を受け継ぎ生きてきた生活者として、もっと真の『人間の建設』を前提にした角度から熟考した政策展開と、地域住民との説明会や議論を重ねることを切に要望する」としている。
来間会長はじめ要請した地域の人たちは「真剣に取り組んでいるので8日に予定されている説明会では丁寧に説明してもらいたい」「学校と地域の振興とは別という発言も中味が分からないので、しっかりと説明してほしい」などと求めた。
川上教育長は「皆さんの声を受け説明会では丁寧に対応したい」と述べた。
来間会長はさらに「来間島に移住したいという人がいても住宅がない。行政は地域をしっかり見据えて、児童生徒が増えるように考えてほしい」などと要望した。
市教育委員会は学校適正規模基本方針の説明会を8月30日の宮原地区を皮切りに開催しており、8日は来間地区で予定している。