「見逃すな心と体のSOS」/労働衛生大会で宣言採択
2011年度宮古地区労働衛生大会(主催・県労働基準協会宮古支部など)が14日、「見逃すな心と体のSOSみんなでつくる健康職場」をスローガンに市中央公民館で開催された。
約120人が参加し、快適な職場環境づくりや生活習慣病、健康増進について学ぶとともに大会宣言を採択した。
主催者を代表して県労働基準協会宮古支部の友利寛忠支部長が「健康はお金では買えない。自分の健康は自分で守るという意識と、健康は自分への大きなプレゼントだと思って取り組んでほしい」とあいさつした。
特別講演では、沖縄産業保健推進センターの関谷綾子メンタルヘルス対策促進員が「こころ元気で働くために~メンタルヘルスの組織的対応~」の演題で講話。
関谷さんは▽こころの健康に対する意識を持つこと▽相談体制づくりなど組織的対応▽観察、声掛けなど職場内のコミュニケーション向上-を呼び掛けた。
宮古労働基準監督署の立岡成敏署長も、職場健診における沖縄の高い所見率などを紹介し、心身共に健康な職場づくりを訴えた。
最後は「労使一体となって自主的な労働衛生管理活動に取り組むことを宣言する」との大会宣言を採択した。
同大会は10月1~7日まで行われる全国労働衛生週間にちなんで行われた。