「花の王国」への第一歩/市熱帯植物園
世界的な庭師、石原さん施行
「宮古花の王国」づくりの第一歩-。市熱帯植物園のリニューアル事業が終了し、完成レセプションが15日、同所で行われた。世界的な庭師として知られる石原和幸さんが施工。植物園正面入り口の東側広場に水辺を創出し、周囲に熱帯植物や花木など100種類以上を植栽した。市民の憩いの場や新たな観光スポットとして期待されている。
大小の池には高台から水を流し、せせらぎが聞こえる癒やしの空間を演出した。周囲に台風に強い植栽された花木を植え、年間を通して四季折々の花を楽しめる工夫がされている。事業費は3000万円。
式典で下地敏彦市長は「お披露目でき、本当に喜ばしい。市民が楽しく過ごせる憩いの場を提供していきたい」と完成を喜んだ。
石原さんは、英国の国際ガーデニングショーで3年連続ゴールドメダルを受賞するなど、世界的な庭師として活躍している。石原さんは「ここから花に対する機運が高まり、宮古が日本一の花の王国になることを期待する」と話した。
花の王国事業は、宮古島を花と緑でいっぱいにする島づくり計画書に基づくもの。宮古空港の緑化を図る「花の宮古空港整備」、「河津桜の花見公園整備」などが盛り込まれている。