農業委員選、きょう告示
25日投開票、有権者1万4022人
宮古島市農業委員会委員選挙がきょう18日、告示される。25日に投開票。市全体の選挙定数は23。この選挙は旧市町村ごとに実施され、城辺、下地、上野は無投票の公算が大きいが、平良、伊良部の両地区は定数を上回る立候補が予定されており、決選投票になる可能性がある。総有権者数は1万4022人。
選挙は現職委員の任期満了に伴って実施する。各地区の定数は▽平良7▽城辺7▽下地3▽上野2▽伊良部4-となっている。
5日の立候補者説明会と12日の事前審査会への参加状況から、城辺、下地、上野は定数内立候補がほぼ確定しており、無投票になる見通し。一方、平良、伊良部の選挙区では決選投票の可能性がある。それぞれ定数を1人上回る立候補が予定されている。
前回2008年の選挙時には城辺と下地の選挙区で決選投票となり、両地区の有権者が投票を行った。
投票権を有するのは農業委員会委員選挙人名簿に登録されていて、①市に住所を有する②10㌃以上の農地の耕作者、またはその同居の親族・配偶者で年間おおむね60日以上耕作に従事している③満20歳以上-の要件を満たしている人。
各地区の有権者は▽平良6276人▽城辺3273人▽下地1294人▽上野1226人▽伊良部1953人-となっている。地区ごとに投票を行い、それぞれの農業委員を選ぶ。
農業委員は、市町村に設置される独立行政委員会である農業委員会の委員。農地利用の調整を中心に、地域農業の振興を図る業務に従事する。宮古島市では公選制で23人が選ばれ、市議会やJA、農業共済、土地改良区が計7人を推薦。30人で委員会を構成する。それぞれ任期は3年。