現小学校舎に別れ/池間小中
惜しみながら新庁舎へ
池間小中学校(下地政昭校長)は新庁舎への引っ越しを前に22日、小学校で「校舎お別れ会~今までありがとう~」を開いた。児童27人、生徒8人の計35人と教諭らは、現校舎に感謝し、新校舎に夢を膨らませていた。24、25の両日に引っ越しする。
現校舎の小学校と中学校の一部は25日から取り壊される。小学校は今年で創立108年で、2010年3月までに卒業生3564人を輩出している。今年4月からは小中併置校として再出発した。
参加者らは、小学校の校歌を斉唱。プロジェクターを使った映像には池間行進曲に合わせて小中学校の歴史が映し出されていた。
次いで同校卒業生の前泊博美さんが講話した。前泊さんは、1960年ごろに撮影された写真を紹介しながら「当時の子どもたちは、池間漁港の干潟でカニやエビを取ったりした。小中学生を合わせると約700人いたから運動場は狭かった」などと振り返った。
児童会長の山口愛理さんは「先輩や私たちを見守ってくださった校舎が無くなることは寂しいが、新しい校舎でも一生懸命勉強したい」と話した。
下地校長は「小学校の校舎で勉強するのは、今日が最後。校舎を大切に大事に使ってください」と述べた。