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2011年9月27日(火)9:00
結核への正しい知識を/宮古福祉保健所
予防週間でパンフ配布
結核予防週間(24~30日)にちなみ、宮古福祉保健所(仲宗根正所長)は26日、市内の大型スーパー前で街頭キャンペーンを実施した。県や市、結核予防婦人会宮古支部の関係者が参加。買い物客らにパンフレットなどを配布し、結核に関する正しい知識をPRした。期間中はポスターの掲示やパネル展を開催するなど周知を図る。
管内では2010年に6人が結核に罹患し、1人が死亡している。過去5年間の罹患者は06年が10人、07年が9人、08年が11人、09年が1人。いずれも70歳以上が半数を占める。
結核予防対策として▽胸部検診の受診▽BCG(結核予防接種)を生後6カ月以内に受ける▽せきやたんが2週間続いたら受診する-などが挙げられた。
配布には職員のほか、市のイメージキャラクター「みーや」も参加。「結核に正しい知識を」と呼び掛けながら、チラシやパンフレットを手渡した。
開始式で仲宗根所長は「結核はだいぶ減少しているが、先進国の中でも日本は多い。正しい知識を多くの人に広めよう」とあいさつした。