産業・経済
2011年9月29日(木)9:00
宮古は24人、77・8㌶に/JT沖縄
12年以降 葉タバコ作付け廃止農家
日本たばこ産業(JT)沖縄地方原料本部は、県内の葉タバコ生産者を対象に8月から行っていた2012年以降の作付け廃止募集を9月上旬に締め切り、このほど結果を公表した。県全体では人、189㌶に上った。県たばこ耕作組合によると宮古は24人、77・8㌶となった。
耕作廃止を申し込んだ生産者には、10㌃当たり28万円の補償金が支払われる。宮古の農家24人への補償金は2億1784万円で、一人当たりでは907万円となる。
11年産の耕作者数163人に占める廃止申し込み割合は、14・7%。募集に応じた農家は、高齢者が中心だった。面積は11年産(636・3㌶)と比べ12・2%減る。12年以降の生産は、これまでと比べ1割前後の減少が見込まれている。
廃止の募集は7年ぶり。昨年10月の大幅増税や、健康に対する意識の高まり、喫煙場所の規制などにより、需要が落ちているため実施した。