雨乞い座で踊り奉納/来間島ヤーマス御願
島は祭り一色に
下地来間島の伝統行事「ヤーマスプナカ」は2日目の7日、集落内でパレードが行われ、男性たちによる棒振りや女性たちの奉納踊りがにぎやかに繰り広げられ五穀豊穣を願った。島内には郷友や観光客らも大勢訪れ、島は祭り一色に包まれた。
パレードは長男家「スムリャーブナカ」を先頭に、二男家「ウプヤーブナカ」、三男家「ヤーマスヤーブナカ」の三家の親族らが、それぞれの衣装を着て集落内を練り歩いた。
「ヒーヤサッサ」と勇ましい声を張り上げて棒を振り、勇壮な舞いで祭りを盛り上げる男性たちに沿道からは大きな拍手が送られた。
法被を着た女性たちは優雅な踊りを披露。沿道で地元住民や観光客らも手拍子で祭りに参加し、島の伝統行事を楽しんだ。
東京都から観光で訪れている築山充さんと輝美さん夫婦は「偶然まつりのことを知って見学に来た。お年寄りたちが楽しそうに見学できているし、アットホームでとても雰囲気の良い祭りだと思う」と感想を述べた。
パレード後には、雨ごい座と呼ばれる祭場に集合。天然の会場を舞台に、踊りを奉納し、子孫繁栄と向こう1年の豊作を願った。