考えよう、予防接種/母子保健推進員研修会
仲宗根保健所長が講演
宮古地区母子保健推進員研修会が7日午後、平良保健センターで開かれた。宮古福祉保健所長の仲宗根正さんが講師を務めてワクチンに関する情報を提供、約40人の参加者が予防接種に関する知識を深めた。
研修会のテーマは「21世紀の健やかな親子は母子保健推進員の手で~地域の子育て力をアップさせるために~」。この日の研修会では仲宗根さんの話を聞きながらグループワークを通して資質の向上を図った。
仲宗根さんは、予防接種の種類や接種の時期、効果的な接種方法などについて次々と質問した。参加者は各グループごとに考え、話し合いながら回答して必要な知識を身に付けた。
仲宗根さんは、予防接種を受けさせていない親の考え方や受けやすい環境づくりに関しても質問。参加者は各家庭訪問時における親の意見をグループごとに整理し、接種しやすい環境の構築をそれぞれ考えた。
整理した結果をグループごとに発表し▽母親の意識と態度の把握▽予防接種を何度もアピールしていく▽予防接種についての関心を高める▽予防接種に関する自らの経験を伝え続ける-など、接種率を上げるための課題を集約していた。