04/08
2025
Tue
旧暦:3月10日 赤口 丙 
政治・行政
2011年10月15日(土)9:00

防災展望台が着工

災害に備え食糧など備蓄


上地社長(中央)らがくわ入れを行い工事の安全を祈願した=14日、カママ嶺公園

上地社長(中央)らがくわ入れを行い工事の安全を祈願した=14日、カママ嶺公園

 カママ嶺公園の旧展望台が防災用備蓄倉庫を備えた施設に改築されることになり14日、地鎮祭が行われた。倉庫の面積は、361平方㍍。水や食糧など、緊急避難に必要な物資を備蓄する。大規模災害に備える備蓄倉庫の設置は、宮古島市では初めて。完成は、来年2月を予定している。


 カママ嶺公園は、市の防災計画の中で市街地の人々の避難場所に指定されている。今回、旧展望台が築後35年経過し老朽化していたことから、備蓄機能も兼備して建て替えることになった。

 新展望台は、カママ嶺公園西側の海抜37㍍の高台に位置する。2階建てで、1階が備蓄倉庫。建物は横から見ると、ピラミットの形に似ている。

 地上からてっぺんまでの高さは9・9㍍。展望スペースの地上高は2階が3・3㍍、屋上が6・6㍍。伊良部大橋や市街地の風景が広がるという。

 倉庫にはご飯や水、乾パン、みそ汁、粉ミルクなどの食糧や、ヘルメットや毛布、救急セット、衛生用品、懐中電灯、発電機などの必要品を備える予定。備蓄は5年計画で行い、今年度分は、年度末までに行う。

 事業費は、約1億円。建築は勝建設(上地勝雄社長)、電気設備は朝日建設工業(狩俣政吉社長)が請け負った。

 地鎮祭には工事関係者や、市の職員らが出席し、くわ入れなどで、工事の安全を祈願した。儀式は甘露寺の奥浜善弘住職が執り行った。

 直会で、上地社長は「安全を最優先し、無事故で工事を完了させたい」とあいさつした。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月5日(土)9:00
9:00

ハート岩「恋人の聖地」に

ドイツ村、観光スポット期待/南西楽園   南西楽園リゾート(髙橋洋二会長)は4日、うえのドイツ文化村でハート岩「恋人の聖地」選定記念セレモニーを行った。パレス館前にある岬から西側にある岩が、ハート型に見えることから、岬の先端に「愛の鐘」と「ハート型モ…

2025年3月30日(日)9:00
9:00

きょう開業6周年

空の玄関口の一つに/下地島空港ターミナル   みやこ下地島空港ターミナルはきょう30日、開業6周年を迎える。開業以来、宮古の空の玄関口の一つとして、多くの市民や観光客に利用され、2024年度は韓国ソウル(仁川)線の新規就航などを追い風に、利用者は過去…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!