在米の郷友招き交流/世界のウチナーンチュ大会
下地市長「お帰りなさい」
【那覇支社】13日に開会した第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)に参加するため、米国から来県中の宮古出身者をもてなそうと14日、宮古島市(下地敏彦市長)は歓迎式を兼ねた昼食交流会を那覇市内のホテルで催した。下地市長、下地明市議会議長、沖縄宮古郷友連合会の兼島恵孝会長ら市関係者と在沖郷友らが帰郷した在米の郷友と交流した。
昼食交流会に出席したのは、スプリンガー・ヨシさん(73)=旧姓・砂川、上野出身、米国ワシントン州在=、ヘスター・恵子さん(69)=同・荷川取、下地出身、同カリフォルニア州在=、ミルス・絹江さん(63)=同・福原、城辺出身、同ワシントン州在=、ホルトン・玉江さん(70)=同・豊島、上野出身、同フロリダ州在=、シタブ・静子さん(74)=同・与那覇、上野出身、同アトランタ州在=の5人。
主催者あいさつした下地市長は「皆さんお帰りなさい。きょうは、それぞれのお国の話しや、育った宮古の話をしながら、楽しみましょう」と歓迎の言葉を述べた。交流会の余興では、歌手の下地勇さんが「我達が生まり島」などの曲を披露した。
米国に渡って52年になるシタブ・静子さんは「大会には毎回参加している。こうして故郷の人たちに歓迎してもらい、とてもありがたく感謝している」と話した。交流会に参加した在米郷友は沖縄本島での大会終了後、宮古島へ帰郷する人もいる。