産業・経済
2011年10月15日(土)9:00
野菜・果樹集荷場一つに集約/JAおきなわ
14年度供用開始目指す
JAおきなわが進める宮古本島内の野菜・果樹集荷場集約計画は早ければ2013年度に代替集荷場の建設に入り、14年度の供用開始を目指していることが分かった。
宮古本島内の集荷場は平良、城辺、上野、下地の4カ所にあり、これを1カ所にまとめる。伊良部大橋開通後の伊良部集荷場の併合も視野に入れる。
集荷場の集約は、農家が負担している共同選別にかかる人件費を減らし、所得向上に結び付く。
メリットにはほかに規格・品質統一の徹底や現在、4カ所を回って集荷している流通コストの軽減を挙げる。
新集荷場は新しく導入するゴーヤーの選別機が特徴的な設備。年間に400~500㌧入荷するゴーヤーの選別費を大きく減らせる。
同計画については、宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会の真壁恵修会長が今月5日の「市長と語る会」で支援を要請。市長は全面的なバックアップを明言した。
現在JAは新集荷場の規模や事業費などについて、県や市と調整している。