8団体に補助金/地域づくり支援事業
総額300万円を交付
平良地区で、地域の個性や資源などを生かした地域づくりを推進する団体、事業に補助金を交付する「宮古島市地域づくり支援事業(公募型)」の対象団体に選ばれた8団体に対する補助金交付式が 17日、市役所平良庁舎で行われた。補助金を手渡した下地敏彦市長は「地域でやりたいことがあり、それが活性化につながるのであればそれを支援しようとの目的でこの事業を今年度から行っている。皆さんの取り組みで地域活性化が図られることを期待している」と述べ、有効活用を呼び掛けた。
公募期間は9月1日から22日まで行われ、15団体の応募があり審査の結果、8団体が選ばれた。補助金の総額は300万円で5団体に50万円、2団体に20万円、1団体に10万円が交付された。
交付を受けた8団体の代表は「この補助金を地域活性化のために有効に活用したい」と意欲を示した。
市町村合併後、旧町村においては地域づくり協議会が設置されたが、平良地区は対象地域が広範囲なことなどから、同協議会の立ち上げが困難な状況となっていた。こうした状況から、平良地域の活性化支援を目的に市は今年度から公募型で同事業を実施することとなった。
同事業について、下地市長は「この事業は今後も継続する。来年度以降も公募形式となるので、地域活性化に向けてやりたいと思うことをどんどん応募してほしい」と述べた。
交付の対象となる要件は▽構成員が5人以上▽当該年度で事業が完了▽国、地方公共団体の補助金などの交付を受けない▽政治、宗教活動や営利活動を目的としない-。
対象となる主な事業は▽地域の伝統文化の保存、活用▽地域の自然環境保全、景観作り、環境美化、エコ活動▽地域の特性を生かした産業振興▽地域のスポーツ振興▽地域の福祉、健康づくり▽青少年の健全育成▽安心、安全な地域づくり-など。