北学区が優勝、総合4連覇/宮古体育大会
最終陸上で平一を逆転
第38回宮古体育大会は16日、最終の陸上競技で全日程を終了した。16競技のポイントで競う総合の部は北学区が優勝、平一学区を最終の陸上競技で逆転し、総合4連覇を達成した。2位は平一、3位は東学区。
今大会は8月7日の柔道とボウリング競技で開幕した。以来2カ月にわたって18学区の代表選手が16競技で力と技を競ってきた。
優勝した北は16競技中14競技に出場し、確実にポイントを稼いだ。このうちハンドボール男女、剣道、ボウリング、男子ゴルフで優勝して各10点を獲得、2位はなかったが陸上の一般男子と柔道で3位に入り各7点を加点した。その他の競技にも確実に出場してポイント(出場すれば1点)を上乗せしてきた。
ただ、陸上競技前の得点は108・5点で2位。1位は113・5点の平一で5点の差があった。昨年に続く陸上での逆転優勝を目指した結果、一般男子で7点、同女子で6点、壮年でも3点を獲得し、3部門で各1点だった平一を逆転して総合優勝を決めた。
北学区体育協会の下地勇徳会長は勝因について「開催競技にできる限り出場してきたこと」と強調。「北学区体協は毎月1回の集まりの中で大会に向けて意見交換している」と話し、高い意識を持って取り組んできた姿勢も勝因に挙げた。
下地会長は「人材不足は大きな課題だったが学区民の協力を得て4連覇を達成することができた。すべての学区民に感謝したい。来年も総合優勝し、大会5連覇を目指したい」と喜びと抱負を話した。
2位の平一は前回に続き陸上で逆転を許し、苦杯をなめた。次大会に向けて陸上でのポイント獲得が課題になりそうだ。3位には前回4位の東が入った。以下4位は上野、5位久松、6位南の順だった。
各競技で上位に入賞した個人・団体の選手らは、来月26、27の両日に沖縄本島南部地区で開催される県民体育大会に宮古代表選手として出場する。