非常時には「カラーボール」/店舗犯罪防止連絡協
万引き防止策で意見交換
宮古島店舗対象犯罪防止連絡協議会の第2回会合が20日、宮古島警察署で開かれた。大型スーパーやコンビニエンスストアの店長らが参加し、万引きを含め各種犯罪防止策について意見を交換した。また、強盗対策として、非常時にも落ち着いて対応することを目的に「カラーボール」の投てき訓練も行われた。
会議では、同署管内の万引き認知件数について報告され、9月末現在で昨年の31件から今年は8件減少し23件となっていることが説明された。
あいさつで花城啓寿生活安全課長は「1回目の会議では万引きが多発している中で6月に行われたが、その後の対策とこの会議における情報共有により件数は減少している。買い物客が安心して買い物ができる環境づくりについて意見を出してほしい」と述べた。
同署からは、各店舗の共同の取り組みとして万引き防止啓発ポスターとチラシの作成などが提案された。
そのほかにも、防犯カメラを店内だけでなく、店の外側に向けたカメラの設置も要望された。
「カラーボール」の投てき訓練では、店員に犯人が現金を要求して逃走する事件を想定し、逃走する犯人に投てきする訓練が行われた。
同署の署員からは、犯人は凶器を持っていることから、けが防止のためにも不要に近づかないことやカラーボールは犯人の足元近くの地面に向け投げることなどが留意点として説明された。