産業・経済
2011年10月22日(土)9:00
TPP交渉参加阻止で連携を/JA沖縄中央会
緊急フォーラム開く
【那覇支社】JA沖縄中央会(小那覇安優会長)は21日、TPP(環太平洋経済連携協定)の抱える課題、問題点の理解浸透を図り、各団体、関係機関との連携強化を目的に緊急フォーラム「TPPの本質と我が国への影響を考える」を那覇市内のホテルで催した。
主催者あいさつした小那覇会長は、TPPは農業問題に限らず金融、医療、サービス、製造業などの幅広い分野にまで影響を与えることを指摘した上で、「11月のAPECに向けて、TPP交渉参加への判断を急ぐ政府の動きは、あまりにも性急で容認できない」と述べ、政府の交渉参加を阻止するための各界の連携した取り組みを呼び掛けた。
県医師会副会長の小渡敬氏、県生協連会長の東條渥子氏、金城秀之JA沖縄中央会専務理事らが、それぞれの立場でTPPが及ぼす県内への影響について意見表明した。
同フォーラムでは「我が国の拙速な交渉参加を阻止するべく、県民・関係団体が一体となって行動することを宣言する」とのフォーラム宣言を採択した。