知識や活用力競う/「科学の甲子園」県予選地区大会
宮高、宮総実チームが出場
第1回科学グランプリ「科学の甲子園」全国大会沖縄県予選宮古地区大会が3日、宮古高校で開かれた。宮古高校と宮古総合実業高校から各1チームが出場。筆記と実験競技で科学に関する知識や活用力などを競い合った。
1、2年生の生徒6人が1チームとなり▽化学▽物理▽生物▽地学▽数学▽情報-の6分野からなる筆記と、与えられた問題に従って実験を行い、その結果を基に与えられた課題を解く実験で点数を競い合う「科学の甲子園」。県予選には14校18チームが参加した。宮古のほか、本島、石垣会場でも同日地区予選大会が行われた。採点は本島で一括して行われ、1位となった1チームが3月に兵庫県西宮市で開催される全国大会への出場権を得る。
宮古地区大会に出場した宮高、宮総実の各チームは、メンバー6人で相談しながら筆記、実験競技に挑んだ。
競技終了後、「難しかった」と感想を語る両チーム。宮高チームの加島未奈子さん(2年)は「毎日、理科の勉強をしているのに全然、解けなかった。ただ勉強するだけでなく、自分の頭で考えることの大切さを感じた」。宮総実チームの小浜翔汰君(2年)は「事前にいろいろ予想して勉強してきたが、実際の問題に向かうとレベルが違うと感じた。思った以上に難しかった」と振り返り、2人とも「今回の経験を後輩に伝え、来年につなげていきたい」との思いを述べた。
予選結果は、きょう4日にも学校を通じて参加者に伝えられる。