全国の郷友、続々来島/生まり島大会きょう開幕
「お帰り」と歓迎の輪
全国の郷友が集う生(ん)まり島(ずま)・ミャーク大会がきょう5日、開幕する。大会参加者は午後2時から市内3通り(西里、下里、市場)でパレードを行う。終了後はJAおきなわ宮古地区本部ホールで歓迎ぷからすパーティーに参加し、古里・宮古島を語り合いながら交流を深める。郷友らは大会に合わせて続々と来島、空港で参加証を受け取り「全国各地の郷友や地元の皆さんとの交流を楽しみたい」と話し、大会参加と帰省の喜びを笑顔で表現した。
大会は5、6の両日開催される。5日はパレードと歓迎パーティー。6日はスマフツ自慢とクイチャーフェスティバル、トゥズミパーティーが開かれる。
協力イベントで4日夜には国際映画祭で審査員特別賞を受賞した大西功一監督のドキュメンタリー映画「スケッチ・オブ・ミャーク」の上映会があり、多くの市民が来場して宮古各地で歌い継がれてきた古謡や神歌の世界に酔った。
協力イベントはきょう5日にもあり、クイチャーパラダイスの宮古島公演が午前11時からマティダ市民劇場で開かれる。入場無料。
7日には関連イベントの「豊見親会議」が市内ホテルで開催される。各界を代表する宮古出身者が宮古振興をテーマに意見を交わす。
大会期間中は全国から約210人の郷友が来島する見込み。宮古島市の発展を確認しながら、各イベントに参加して生まれ故郷の良さを体感する。
兵庫県から来島した伊波健治さんは「大きなイベントだから、今回は家族みんなで来た。パレードが一番の楽しみ」と大会を心待ちにしている様子で話した。同じく兵庫県の平良光子さんは「親せきもたくさんいるので会えるのがとても楽しみ」と帰省を喜んだ。
平良一夫さんは20年ぶりの来島。「久し振りに宮古の空気を吸って楽しみたい。期間中は本家の墓参りをする。大会では、クイチャーフェスティバルに期待している」と話した。
大会の狙いは、宮古人のネットワークを構築して宮古振興を図ること。基本方針には①宮古人のアイデンティティーを確認する②宮古人ネットワークを継承し宮古島の未来への絆を拡充する③宮古島の魅力を再確認し、それを全国に発信して宮古人の持続的な交流を推進する-を掲げた。
きょう5日のミャーク大会パレードでは市内3通りで交通規制が敷かれ、開始時間の午後2時から車両の通行はできない。