「まもる君」3体に異動辞令/地区安全協と宮古島署
事故多発地区に配置
宮古島警察署(島袋令署長)と宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)は9日、「宮古島まもる君」3体に異動辞令を交付した。
交付式では3体に代わり、署員がまもる君に扮したリアルまもる君が宮里会長から異動辞令を受け取った。
異動辞令を受けたリアルまもる君はあいさつで「負傷の2体と激務で色落ちした1体の兄弟がようやく治療を終えて勤務に復帰することになった。3体は交通量が多く事故の発生も多い場所への異動となる。年末に向け宮古から悲しい事故が1件でも減るように交通監視立番勤務を徹底したい」と述べた。
今回、異動辞令が交付された3体は、長北のまもる君が海宝館前に、東平安名崎入り口のまもる君が恵商店5差路(平良字東仲宗根)に、西辺小学校前のまもる君が平良字下里のブティックエレム前にそれぞれ配置され、監視活動を行う。
異動辞令を受けた2体は、9月に何者かによって損壊させられたまもる君で残りの1体は風雨などで色落ちし修復が必要となっていたまもる君。3体とも修復作業を終えて勤務復帰となった。
島袋署長は「今年も残り少なくなった。交通事故も飲酒運転もない住みよい宮古圏域にしていくために大人が模範となっていく必要がある」と訴えた。
また、宮里会長も「まもる君は宮古の観光にも大きく貢献している。しっかりと新しい勤務地でも交通安全を訴えてほしい」と述べた。
辞令交付式には関係機関の代表のほか、東保育所の3歳と4歳の園児も参加。園児たちはかわいい踊りを披露し、新しい勤務地でのまもる君の活躍に期待を寄せた。