宮古島産マンゴー海外市場への出荷提案
農水物等中国輸出促進協
農林水産物等中国輸出促進協議会に社員団体として加盟する「中国輸出促進サプリメント協議会」の中嶋茂会長が15日、宮古島市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、中国市場における宮古島産マンゴーの販路を提案した。中嶋会長によると中国・北京に年内にもオープンする展覧会場に日本の農林水産物を展示販売してPRし、販路の拡大を図るという。下地市長は「とても良い話だと思う。宮古のマンゴー生産農家とも話してみたい」と述べた。
中嶋会長によると、日本の農林水産物を中国で展示販売するプロジェクトは農水省と中国の国営企業との間で進められている。
展覧会場は同企業が5年間借り受けており、富裕層を中心に日本の生産物が買い付けられるという。中嶋会長は「中国では日本の農産物は安全で高品質という評価がある」と話した。
同プロジェクトに参加すれば、通常の輸出に比べて低コストで海外に出荷できるほか、3億人規模と言われる中国市場での販路拡大が期待される。プロジェクト参加の条件としては▽中国輸出促進協議会に加盟▽安全面、品質の徹底管理-などを挙げた。
中嶋会長は「おいしくて安全であれば中国側は喜んで買う」と述べ、将来性を見越した海外輸出に伴う経済的メリットを強調した。
下地市長は「宮古のマンゴーで足りるのか、輸出する場合の管理をどうするのかということにもなるが、とても良い話だと思う。宮古の生産農家の皆さんとも話してみたい」と語った。