砂川さんに感謝状/事件の早期解決に協力
宮古島署
宮古島署の島袋令署長は15日、事件解決に協力したとして農業の砂川広和さん(61)=城辺字砂川=に感謝状を贈呈した。
砂川さんは今月3日、軽四輪貨物自動車を盗んだ市内の高校に通う男子高校生らを発見し、警察に通報するなど事件の解決に協力した。
島袋署長は「同署管内は昨年よりも犯罪全体は減っているがバイク、自動車盗難は増えている。そのすべてが無施錠だった。そうした中、今回は砂川さんの協力により早期解決ができたことに感謝している」と述べた。
当時の状況について、砂川さんは「畑で作業をしていたところ、大きな音がしたので見に行くと車が道路横の溝に落ちていた。高校生1人と中学生2人が歩いていたので問い詰めたところ、盗んだことを認めた。早期解決に協力できて良かった」と話した。
この事件は、3日午前5時ごろから同6時10分までの間、城辺字砂川の路上に鍵が付いたままの状態で駐車中の軽四輪貨物自動車が盗まれた。
同日午前11時15分ごろ、道路横の転落した車から高校生が出てきたのを不審に思った砂川さんが問いただしたところ、盗んだことを認めたことから、同署に通報。駆け付けた署員が窃盗の容疑で高校生を緊急逮捕した。