生まり島大会「継続」期待/参加者アンケート
頻度は3年に1度が最多/8割が「良かった」と評価
今月5、6日の両日に開催された生まり島・ミャーク大会の参加者アンケートの結果がまとまった。大会参加者の感想として全体の96%が「良かった」と答え、継続開催を求める声は100%に達した。開催頻度は3年に1度が最多。開催した場合「参加する」と答えた人は%に上るなど評価の高い大会となった。一方で地元の関心の低さを指摘する声が多く寄せられ、次回大会以降の課題も鮮明に浮かび上がった。
大会には全国から約200人の郷友が集まった。交流パーティーをはじめスマフツ自慢、パレード、クイチャーパラダイス公演、クイチャーフェスティバルなど、協賛イベントを含めて4日間にわたる大会行事に参加し、各地の郷友、地元関係者と交流を深めた。
アンケートは73人から回収。回答者の58%が沖縄本島からの参加者、23%が関東、18%が関西だった。
大会について、「非常に良かった」と答えた人は全体の55%、「良かった」は29%で、計84%の参加者が大会に好印象を持っていることが分かった。
「普通」「悪かった」はそれぞれ8%だった。
期間中の大会行事で最も評価されたのが歓迎ぷからすパーティー。以下スマフツ自慢、クイチャーフェスティバルと続いた。
今後の大会継続を望む声は100%だったが、開催頻度については▽3年に1度42%▽2年に1度29%▽毎年19%▽4年に1度10%-となった。
開催期日は「2日間」が最多で65%。「3日間」と答えた人は25%だった。
参加者の意見として「とても満足した。また開催してほしい」「貴重な体験ができた」「大会を企画、運営された方々に心から感謝したい」「初めての大会にしては大成功だと思う」などが寄せられ、多くの郷友が大会の継続を希望していることが分かった。
一方で「演出のプロが必要ではないか」「地元の関心度が低い」「地元が盛り上がらない」「地元へのPRが足りない」など、地元の関心の低さを指摘する声が多くあった。
そのほか、「世界のウチナーンチュ大会に合わせて開催してはどうか」「宮古の将来を考えるシンポジウムを開催した方が良い」などとする意見もあった。
これらの意見は次回大会を開催する場合の課題になりそうだ。実行委員会事務局の垣花健志局長は「初めての大会ということで苦労はあったが、ボランティアをはじめとする多くの市民に支えられた。心から感謝したい」と話した。その上で「参加者が少なかったというのは大きな課題。開催日程やイベント内容の充実も含めて、今後は行政が中心になって開催する方が良いと思う」と話した。