中高一貫校の絆確認/伊良部3校合同学習会
伝統芸能や合唱を発表
伊良部高校と佐良浜、伊良部の両中学校3校による中高一貫合同学習発表会が25日、伊良部公民館で行われた。3校の生徒が一堂に集い、伝統芸能や研究の成果、合唱などを発表し、互いの学習成果を確認しながら絆を深めた。
この日の発表会は「三つの輝き 今、とき放つ 無限の力とともに」をスローガンに開催した。中高一貫教育による成果を確認するとともに、一層の教育環境の向上を図った。
開会行事で伊良部高校の砂川明校長は「中高一貫校の絆を確かめながら発表を楽しみ、それぞれ感受性豊かな心を育んでほしい」と生徒たちに呼び掛けた。
発表会は佐良浜中3年生女子による伝統芸能「ミナトーマ」で幕開け。弁論や合唱、研究発表と続いた。
伊良部高校の生徒はオカガニ調査の概要と結果を報告した。伊良部島におけるオカガニの放卵行動は「気温とは関係なく天気と月の動きに左右されることが考えられる」と発表した。その上で、今後も分布域調査を継続し「環境学習でも生かしたい」とまとめた。
伊良部中と佐良浜中の生徒は合唱を披露。男女息の合った高度なハーモニーで聴衆を魅了した。
舞台発表のほか、会場には手作りの新聞や写真、研究報告書、俳句、書道、絵画など生徒たちの力作が展示された。
参加者は各校の展示物に関心を示し、それぞれの学習内容を把握するとともに中高一貫校教育の成果を確認し合っていた。