温かい気候楽しんで/農協観光
チャーター初便到着
暖かい南国を楽しんでもらおうと農協観光がJTAと連携して宮古、八重山を中心に送客している観光チャーター便の初便が28日、宮古島に到着した。初便の客は、山形からの145人。来年2月末までに11機を運航させ、1600人の送客を見込む。農協チャーター観光は、2001年から始まり今年は11年目。この間に来島した人は8万人を超え、宮古の観光を支えている。
一行は26日に山形を出発、石垣で2泊し28日、宮古入りした。
空港では観光協会や、JTA、受け入れ施設の職員らが「んみゃーち(いらっしゃい)宮古島へ」と書いた横断幕を掲げて出迎えた。
特設ステージでは地元民謡歌手の真也よう子さんが、三線と歌を会場いっぱいに響かせ、歓迎ムードを盛り上げ。ミス宮古の根間あやのさんが、みちのく村山農業協同組合の高谷尚市組合長に、花束を贈呈した。
宮古島観光協会理事の吉井良介さんは「島民全員が、皆さんのお越しをお待ちしていた。タンディガー、タンディ(大変ありがとう)」と歓迎。また「宮古は人の気持ちが温かい島。住民との触れ合いや、島独特の文化、暖かい気候を楽しんで」といい旅になるよう期待した。
高谷組合長は「宮古島に生涯忘れられない思い出を残していきたい」と、歓迎に感謝した。
高谷組合長は、ワイシャツの夏服姿。「山形を出た時の気温は5度だった。宮古は、ワイシャツでも暑いくらい。ブーゲンビレアが美しく、真夏の感じがする」と印象を語った。
一行はきょう29日は人頭税石や砂山ビーチ、池間大橋、雪塩工場、東平安名崎、宮古島海宝館などを巡り同日夕、帰途に着く。
今年は、東日本大震災の影響で岩手、宮城、福島3県からの出発を見合わせた。その代わりに青森の3機と山形の1機を増やし、前年実績に近い送客水準にしたという。