職員に感謝の意/川上教育長
笑顔で退任のあいさつ
今月4日に任期満了で退任する宮古島市教育委員会の川上哲也教育長は2日、市役所城辺庁舎で同委員会の職員に対して退任のあいさつを行った。
職員に対して、川上教育長は「1年10カ月、641日間、皆さんの協力を得て教育長として健康にも恵まれて職務遂行することができた。本当に感謝している。在任中は児童生徒たちから毎日、感謝と感激のシャワーを浴びてとても楽しかった。職員の皆さんもこれから市民に役立つ行政遂行のために良いフットワークとチームワークで頑張ってほしい」と激励した。
あいさつを終えた川上教育長には、職員から菓子の首飾りが贈られ、川上教育長からは在任期間中に報道された教育関係の新聞記事の切り抜き集「新聞で見る教育長の足跡・んがぁーり」が職員にプレゼントされた。
川上教育長によると、「んがぁーり」とは、池間島の方言で「解放する」を意味する。
職員へのあいさつ後、マスコミの質問に答えた川上教育長は任期中、最も印象に残ったことについて学校規模適正化の問題を上げた。
この問題について、川上教育長は「現在、各地域で住民説明会が行われているが小学校も中学校も一緒に統合を進めるとする市教委の基本方針はもっと議論が必要だと思う」と述べ、住民説明会の意見を踏まえた再検討が必要との見解を示した。
川上教育長は、前任者が任期途中で辞任したことを受け、2010年3月2日に教育長に就任した。