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産業・経済
2011年12月7日(水)9:00

団体優勝は城辺支部/12月期子牛共進会

最高賞は佐和田博さん(城辺)


団体優勝を決めた城辺支部のメンバー=6日、JAおきなわ宮古家畜市場

団体優勝を決めた城辺支部のメンバー=6日、JAおきなわ宮古家畜市場

 宮古和牛改良組合の2011年度12月期宮古地区子牛共進会が6日、JAおきなわ宮古家畜市場で行われた。各地区で選抜された代表の雌の子牛54頭を審査した結果、城辺支部の佐和田博さんが所有する「もりしげ」号が最高賞に当たる県畜産振興基金公社理事長賞を受賞した。団体は城辺支部が昨年6月期以来、3期ぶりに優勝した。同共進会における各類上位入賞牛は来年11月の県畜産共進会選抜牛候補となる。

県畜産振興基金公社理事長賞を受賞した佐和田博さんと「もりしげ」号

県畜産振興基金公社理事長賞を受賞した佐和田博さんと「もりしげ」号


 共進会は、計画交配による和牛の改良を促進し、優良な雌子牛を選抜することが狙い。出品牛は発育状況をはじめ、体の高さや背中の線、前方、後方から見た際の立ち方など、外見面における全体的なバランスで厳しい審査を受ける。

 開会式で和牛改良組合の平良一夫組合長は「われわれ生産者は、増体良く肉質に優れた宮古牛の系統を構築し、繁殖牛の更新と優良雌子牛の選抜保留を行うことが重要。改良速度を速めて発育の良い優良子牛を生産していこう」と述べ、会場の生産農家に一層の改良努力を呼び掛けた。

  この後、出品牛の審査を開始。月齢ごとに分けられた牛を審査員が一頭一頭厳しく審査し、第1類から6類までの順位を付けた。

 最高賞を受賞した佐和田さんは「取りたいと思っていた賞を受賞することができてうれしく思うし、これから自信を持って飼育することができる。タイミングが合えば来年の県共進会にも挑戦したい」と話した。

 団体賞を受賞した城辺支部の松原秀樹支部長は「優勝することができて本当にうれしい。城辺の和牛生産は伝統。来年の県共進会に城辺から宮古代表牛を出すという目標に向けての励みになる」と喜んだ。


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