一貫教育の向上を祈念/池間小中学校
新校舎落成で記念式典
池間小中学校新校舎落成記念式典・祝賀会(同落成記念事業実行委員会)が11日、同校の体育館で行われた。下地敏彦市長や教育関係者、PTA役員、地域住民らが参加。4月から新たに出発した幼小中一貫教育の向上とさらなる発展を祈念した。
式典で、仲間章郎実行委員長は「西辺尋常小学校池間仮文教所として茅ぶき校舎が建設されてから、今年で116年の歳月が流れていることを考えると万感の想いがする。幼小中一貫教育を柱とした教育活動を住民は大いに評価している」とあいさつ。下地政昭校長は「一貫教育とは、幼小中を通じて一貫した教育課程と学習環境の下で学ぶ場を構成し、幼児・児童・生徒の発達段階に応じた学習指導・生徒指導を行うことにより、一人一人の個性や能力を伸ばす教育の充実を目指すもの」と述べ、今後とも充実強化を図っていく決意を新たにした。
下地市長は「防災の観点からも耐震構造など最新の建築技術を駆使し、子どもたちに安全で快適な学習環境の確保のために新校舎建築に取り組んだ」と祝辞。次いで宮古教育事務所の野原敏之所長、市教育委員会の川満弘志教育長が式辞を述べた。
児童会長の山口愛理さんと生徒会長の奥濱貴君が「新校舎落成を機に勉強・スポーツに一生懸命に頑張る」と誓った。
祝賀会の舞台では、池間老人クラブが琉球舞踊、子どもたちが元気いっぱいに合唱などを披露し、盛り上げた。