宮古農業のけん引者に/新規就農サポート講座
21人に修了証書
新規就農者の早期の経営確立と認定農業者への誘導を図ることを目的とした宮古地区新規就農サポート講座(主催・宮古地区でグッジョブ推進会議、宮古農林水産振興センター)の閉講式が14日、県宮古合同庁舎で開かれた。同会議会長の下地秀一同センター農業改良普及課長が21人に修了証書を授与した。修了書を手にした一人一人は晴れ晴れとした表情を見せていた。
宮古地域の農業就業人口は、1995年に9129人であったが、2010年には6014人に減少。15年で3115人減った。また10年の農業就業人口に占める60歳以上の割合は75%で、農業従事者の高齢化が著しく進行している。
講座は6月に開講し、全7回講座で市の補助事業などを学んだ。
最終講座のこの日は、JAファマーズーズマーケットあたらす市場などを視察した。全受講生は42人で、4回以上受講した21人に修了証書は授与された。
閉講式で、下地課長は「宮古島が日本の食糧基地として、近い将来やって来るかもしれない。今後は宮古の農業経営の担い手となり、農業のけん引者として活躍してください」と激励した。