購買者誘致へ出発/畜産関係者
東北、九州で宮古牛アピール
宮古牛のPRと購買者の誘致を目的に、宮古地区の畜産関係者が8日から本土に向けて出発した。東北と九州地方で購買者の畜舎などを回り、宮古牛の良さをアピールしながら宮古市場での素牛購入を求める。
誘致活動は東北班と九州班に分けて行う。東北班は山形県のスカイファームおざきや山口畜産、群馬県の木村畜産などを回る。
九州班は鹿児島の牧の原肥育牧場や宮崎県の鷹巣牧場、皇子原牧場、熊本県の種雄牛センター、佐賀県の木場畜産などを訪ねる。
それぞれ昨年1年間における素牛購入に感謝するとともに、宮古市場での継続購入や新規参加を促す。
8日はJAおきなわ宮古地区本部の岡村幸男本部長ら九州班が出発(東北班は9日出発)した。宮古空港で開かれた出発式で岡村本部長は「宮古での素牛購入に対するお礼とともに宮古牛をしっかりとアピールしよう。購買者の意見も集約して今後の市場運営につなげたい」と話した。
宮古地区の2市場(宮古本島、多良間島)の2011年競りにおける総販売額は26億1500万円となり前年の実績を2億6800万円上回った。成牛を含む1頭当たりの平均価格は34万9548円(前年比3万1148円高)、平均キロ単価は1298円だった。
誘致活動のメンバーは次の通り。【東北班】下地昌明(多良間村長)▽仲宗根盛和(県宮古農林水産振興センター所長)▽上地廣敏(宮古島市農林水産部長)▽上地豪一(宮古和牛改良組合上野支部長)▽平良明憲(JAおきなわ宮古地区畜産振興センター次長)
【九州班】岡村幸男(JAおきなわ宮古地区本部長)▽砂川栄市(宮古郡農業共済組合長)▽久志盛一(宮古島市畜産課長)▽下地孝志(JAおきなわ宮古地区畜産振興センター長)▽村山武範(宮古和牛改良組合理事)