年末年始救急出動58件/市消防本部まとめ
宮古島消防本部のまとめによると年末年始(12月29日~1月3日)の救急出動が前年同期比の70件を下回る58件だったことが12日、分かった。
このうち最も多かったのが急病の38件(前年37件)次いで一般負傷が9件(同10件)転院搬送が7件(同18件)交通事故が3件(同4件)自損行為が1件(同0件)だった。転院搬送以外はほとんど前年同時期と同じ件数になった。
日別に見ると12月29日が13件と最も多く、元日と2日が11件ずつとなっている。
全出動回数58件のうちそのほぼ半数を占める28件が軽症(受診後に帰宅)だった。また、同本部が把握している飲酒後酩酊状態で動けない、飲酒後転倒し負傷したなど飲酒がらみの救急事案が5件含まれている。
署所別に見ると市消防署が38件、上野出張所が14件、伊良部出張所が6件となっている。
救急出動回数は2010年の70件からは減少しているが、09年の38件と比べると20件増加している。
砂川享一消防長は「高齢化に伴い救急需要は増加傾向にあるので、今後も署員一丸となって対処する。市民の皆さんも適正な救急車の利用に努めてほしい」と呼び掛けている。