国語力向上目指し講話/文科省教科調査官招聘事業
城辺小で公開授業と講演会
文部科学省教科調査官招聘事業に伴う公開授業および講演会(国語)が16日、城辺小学校で行われた。「わかる授業」の構築をキーワードに同省初等中等教育局教育課程課の水戸部修治教科調査官の講演を行ったほか、同校3年1組の公開授業が行われ、参加した教諭たちは今後の指導に生かそうと授業と講話内容に聞き入っていた。
公開授業では、宮國和美教諭が「すじ道を立てて話そう」の単元名で「話すこと」「聞くこと」の大切さについて指導。子どもたちは、相手によく伝わるように発表することを目指してグループに分かれて学習、発表し、それぞれのよかった部分などを伝えあった。
講演では、水戸部調査官が「主体的に思考し判断する力を高める国語科の授業づくり」のテーマに講話。
水戸部調査官は、国語の能力について「付けたい力」の明確化を図ることを訴えた。
具体的には、付けたい力の見極めること、言語活動の選定、児童の「大好き」「知りたい・伝えたい」を重視することを呼び掛けた。
今回の取り組みは、「わかる授業」の構築に向けた授業改善への指導助言および講話を直接受けることにより、市における学力の向上と充実を目的に行われた。