NPO法人ばんずが指定管理へ/宮古青少年の家
12年度から3年間
県はこのほど、県立宮古青少年の家の指定管理者候補に、特定非営利活動法人(NPO)ばんず(市平良字久貝、安慶田昌宏理事長)を選定。県議会11月定例会で承認を受け、同団体による指定管理が決定した。指定期間は2012年4月1日から15年3月31日まで。
県教育委員会では、サービス向上と経費節減などを目的に宮古青少年の家を指定管理制度にて管理運営することを決定。指定管理期間は12年度から3年間、管理料の上限は年間3538万1000円、3年間で1億614万3000円と定め、希望団体を募集してきた。
その結果、昨年9月26日から10月14日までの募集期間中に2団体から応募があったことから、指定管理者制度運用委員会による審査を実施。①県民の公平な利用を確保できる②施設などの効用を最大限に発揮する③効率的な管理がなされる④管理を行う物的及び人的能力を有する⑤施設などの設置目的を達成する十分な能力を有する-の五つの選定基準に従い評価を実施したところ、NPOばんずが最も高い評価を得たことから指定管理者候補に選定。その後、県議会の承認を得て正式に決定した。
同運用委員会では今回の選定理由について「これまで教育に携わってきた経験が評価され、地域に密着した施設運営が行われることが期待される」と説明している。