確定申告がスタート/宮古島税務署
初日103人が手続き
2011年度分所得税の確定申告受け付けが16日から始まった。宮古島税務署には初日に103人が訪れ、手続きを行った。期間は3月15日まで。同税務署では、締め切り間際は混み合うことから余裕を持っての申告と、パソコンを使った国税電子申告・納税システム(e-Tax)の活用を呼び掛ける。
確定申告が必要となるのは、自営業者や農家、年収2000万円を超えるサラリーマン、年金受給者など。宮古島市では税務署のほか、市役所平良庁舎でも受付窓口を設置している。
受付初日の午前は小雨が降るあいにくの天気となったが、税務署には午前中だけで約人が訪れ、職員から助言を受けながらパソコンなどで申告書を作成した。
申告に訪れた自営業の男性(56)は「毎年、受付が始まってから1週間以内には申告するようにしている。申告直前にまとめて作業をするのはたいへんなので毎月、処理をするようにしている。提出すべきものを出し終えてほっとしている」と語った。
宮古島税務署では、申告受付期間中、非常勤職員を増員させ対応に当たっているが、締め切り間際には混み合い、待ち時間が長くなることが予想されるとして、余裕をもっての申告を呼び掛ける。また、自宅や事務所のパソコンからインターネットを利用して申告できるe-Taxの利用も推奨している。
確定申告の受付時間は、税務署と平良庁舎のいずれも午前9時から正午と、午後1時から同4時まで。土・日曜、祝日は休み。
確定申告は所得税のほか、個人事業者の消費税・地方消費税、贈与税も受け付けている。期間は消費税が4月2日まで、贈与税は所得税と同じ3月15日まで。