ニュースウィークリー
3月4日～3月10日

児童生徒が美ぎ島創出提言／観光＝環境シンポ

　「観光＝環境を考えるシンポジウムｉｎＭｉｙａｋｏｊｉｍａ」が３日、マティダ市民劇場で開かれた。小、中、高校生たちがごみ問題や地下水保全、生物との共生など、島の抱える課題を指摘。エコアイランド宮古島の名に恥じないよう、島の環境や自然、生物を守りながら内外に誇れる美ぎ島を創出していこうと訴えた。（３月４日掲載）

台湾招聘事業で女性３人受け入れ／池間島で民泊交流

　台湾招聘事業で滞在中の台北市中山区市役所の環境担当職員３人は３日、池間島で民泊を体験した。受け入れ側の家族と交流を深め、温かいもてなしを満喫した。３人は４日、台湾に帰任した。（３月４日掲載）

市長、１２年度施政方針表明／市議会３月定例会

　宮古島市議会３月定例会が５日、開会し、下地敏彦市長が２０１２年度の施政方針を表明した。市政運営の基本的な考え方として、活力ある地域づくりと島全体の均衡発展などを掲げたほか、重要施策としてはエコアイランドの推進に向けた条例の制定、宮古島産かんしょ（イモ）の第６次産業化、東日本大震災を教訓とした防災計画の見直しなどに取り組む考えを示した。（３月６日掲載）

平良、野原、真栄城、知念本因坊に挑戦／第３４期宮古本因坊戦

　第34期宮古本因坊戦の１次予選が４日、同教室で行われた。ブロックトーナメントの結果、平良博彦六段、野原常彰六段、真栄城佑次六段（大阪経済法科大２年）の３人が、決勝リーグに進出した。同リーグは知念一将現本因坊と、１次予選を勝ち抜いた３人の計４人で行われる。（３月６日掲載）

展望台施設が完成、防災備蓄倉庫も併設／カママ嶺公園

　大規模災害に対応する防災用備蓄倉庫を併設したカママ嶺公園の新しい展望台施設が完成した。展望台施設は４月１日から一般開放される。海抜約40㍍にある展望台施設の高さは９・９㍍。見晴らしの良い日には市街地だけでなく、伊良部島なども一望できる。備蓄倉庫には飲食料品など生活必需品を年度内にも搬入する予定。２０１５年度までの５カ年で計画上必要な物品全てをそろえる。宮古島市で備蓄倉庫が整備されるのは初めて。（３月７日掲載）

計画見直しの可能性に言及／３月定例会

　開会中の宮古島市議会３月定例会は７日、本会議を開き、市提出議案のうち予算案以外の案件について質疑を行った。市定員適正化計画に基づく職員定数を削減する条例改正案について、「職員削減が市民サービス低下につながるのでは」などの懸念を示す意見に対し長濱政治副市長は「計画通りで良いのか、事業の執行状況を見ながら考えるべきと思う」と見直しの可能性について言及。適正化計画が保育士不足の要因とする意見に対しては、「保育士をカットしているわけではない」と無関係との見解を示した。（３月８日掲載）

受験生囲み昼食タイム／高校入試

　「いっぱい食べて頑張るんだよ」－。高校入学試験が始まった７日、宮古地区４高校では受験生と家族が和やかに昼食を囲む光景が見られた。「15の試練」に挑む受験生にとって、慣れ親しんだ母親の手作り料理は格別。「うれしいし元気が出る」「これで午後からも頑張れる」と話し、この時間だけは表情を緩めて家族との団らんを楽しんだ。（３月８日掲載）

多良間村新年度予算は２２億円／前年度比４億円増

　多良間村は８日、２０１２年度の当初予算案を発表した。一般会計は22億４１７７万円で、前年度当初と比べ４億５２２４万円（25・３％）の大幅増となった。新年度から創設される沖縄振興特別推進交付金で２億７０００万円配分されたのが増加の主な要因。新年度は同交付金を活用して、村コミュニティー施設建設に取り組む。（３月９日掲載）

難関大学に合格ラッシュ／宮古高校

　難関国公立、私立大学合格のうれしい報告が連日、宮古高校に届いている。難関大学の一般入試での合格ラッシュに学校内は歓喜に包まれている。８日には合格報告会が行われ、難関校に合格した生徒たちは、さらなる飛躍に決意を示した。同校生徒の同日現在の国立大学の一般入試（前期）合格者は８人。難関私立大学の一般入試合格者は５人（国公立大合格との重複合格含む）となっている。（３月９日掲載）

ドイツ文化村指定管理採決持ち越し／総務財政委

　開会中の宮古島市議会３月定例会は９日、各常任委員会を開いた。総務財政委員会は先議案件として提出されているうえのドイツ文化村の指定管理者の指定について審議したが、採決を持ち越した。施設の修繕費を含む宮古島市の財政負担やパレス館の取り扱いをめぐる議論が平行線をたどり、採決に至らなかった。（３月10日掲載）