11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
産業・経済
2012年3月24日(土)9:00

残金7億4700万円入金/ホテル棟売却

手続き完了 再スタート/宮古島シティ


所有権がシティアンドリゾートに移転されたホテルアトールエメラルド宮古島

所有権がシティアンドリゾートに移転されたホテルアトールエメラルド宮古島

 宮古島市などが出資する第三セクター宮古島マリンターミナル(社長・下地敏彦市長)のホテル棟売却手続きは23日、落札した宮古島シティアンドリゾート(西里秀徳社長)から売却代金の残金7億4700万円の入金があり、完了した。マリン社は同日、ホテル棟の所有権を同社に移転。会社再建に向けた第一歩の取り組みは、紆余曲折を経て落着した。売却代金を返済に充ててもまだ20億円余の借金が残る同社は今後、民事再生手続きを取るか、解散するかを検討する方針だ。

 


 シティ社は、先月24日にホテル棟を8億3000万円で落札した。入札時と売買契約時に、それぞれ4150万円の計8300万円を保証金として納付。残金の7億4700は同日、沖縄公庫と地銀3行への借金返済に充てたという。

 売却したホテル(ホテルアトールエメラルド宮古島)は、96年にグランドオープンした。客室137、収容人員284人の都市型リゾートホテル。今回、経営者が変わり、再スタートを切った。

 下地市長は「ホテルが宮古島の観光・コンベンションの中核施設として、市民や観光客から、これまで以上に親しまれるようになってほしい。西里社長を先頭に、職員一丸となって利用者のサービス向上に一層の精進を期待する」とコメントを発表した。

 西里社長によると、96人の従業員はほぼ全員の雇用を継続した。宴会場も従来通り運営する。

 西里社長は「ホテルアトールエメラルドは、行政や経済界の宮古観光振興への強い思いがありオープンした。宮古観光の受け皿として、果たしてきた役割は大きい。創業時の初心を忘れることなく、職員一同協力して頑張ってほしい」と訓示したという。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!