巨大クレーンが入港/平良港下崎埠頭
伊良部大橋の主航路部架設で
2014年に供用を開始する伊良部大橋の主航路部を架設するフローティングクレーン船が28日、平良港下崎埠頭に入港した。高さ最大145㍍のクレーンを備えており、平良港周辺から一望できる。同クレーンを使用し、早ければ来月12~13日にも架設が始まる。
クレーン船の長さは120㍍。今月14日に兵庫県相生港を出港し、同21日に中城湾港に到着、26日に同港を出発し28日に平良港下崎埠頭に入港した。
県宮古土木事務所伊良部大橋建設現場事務所によると、クレーンでつり上げる弓なりの主航路部は長山水路上にかける。全体の長さは420㍍だが、1基当たり140㍍の3基を連結させて形成する。
主航路部上部工は来月12日にも始まる。伊良部側から取り付け、同月26~27日に宮古側、5月14~15日に中央部をはめ込んで主航路部を完成させる予定。いずれも下崎埠頭でつり上げて伊良部大橋まで運ぶ。
主航路部の中央部は、現在那覇港にあり、来月2日にも下崎埠頭に運ばれる予定。残りの2基も4月中には同埠頭に搬送され、架設工事が本格化する。