市の異動率は38%/12年度職員人事を内示
大量67人が退職
宮古島市は、4月1日からスタートする2012年度の市職員定期人事を28日までに内示した。市長部局を含む全体の職員数815人のうち、異動するのは306人で異動率は38%となった。新年度から新設される次長職は総務部契約検査課、農林水産部の統括担当課の農政課、重要事業を所管する生涯学習部の新図書館および新中央公民館建設準備室にそれぞれ配置する。3月31日付で退職するのは59人で、すでに退職している人を含めると67人となる。新規採用は23人だった。
下地敏彦市長は27日に各部の部長級を市長室に集め「事業を完全に執行することから人心を一新し異動を行う。原則1週間以内に新部署に異動し、職務に取り組んでほしい」と述べた。
安谷屋政秀総務部長は「職員数はどんどん減っていくが仕事のハードルは高くなっている。管理職には職員のケアもよろしくお願いしたい」と呼び掛けた。
昇任人事は▽部長級1人▽次長級3人▽課長級6人▽補佐級25人▽係長級21人-となっている。
新規採用は23人で、内訳は市長部局19人、教育委員会3人、消防1人。
退職者は定年・勧奨・普通合わせて59人で、内訳は市長部局37人、教育委員会18人、消防4人。
異動者の内訳は▽市長部局218人(異動率39%)▽教育委員会46人(同38%)▽水道局15人(同31%)▽消防本部27人(同30%)-となっている。
人事異動は原則、管理職は3年をめどに、一般職は5年以内を対象としているという。