新入学児童数は569人/宮古地区
4年連続で500人台/最多は南102人、7校で1桁
今年4月に新しく小学校に入学予定の児童数が宮古島市では569人(30日現在)となり、4年連続で500人台となる見込みであることが市教育委員会のまとめで分かった。新入学児童の過去最低は2年前の554人。今年は前年より同日現在では微減となっている。市教委では今後転入があることから、来月9、10日の入学式までに若干の増加を見込んでいる。多良間村の入学予定の児童数(同)は14人となっている。
市立小学校20校のうち、もっとも入学児童が多いのは南の102人、次いで平良第一の91人、東の66人と続いている。
新入学児童が1桁台となっているのは7校で、来間が1人、宮原と宮島が2人、狩俣、池間、福嶺は4人、砂川が6人となっている。
宮古地区の新入学児童数は、全体的に少子化による減少傾向が続いている。最近は市街地にある平良第一、南、東が増加傾向で推移し、旧町村地区の小学校は減少傾向となっている。
多良間村の新入学児童は07年が30人、08年が15人、09年が31人で一昨年と昨年は12人で今年は14人となった。
そのほか、中学校の入学者数(30日現在)は16校で614人。最も多いのは平良の203人。入学者ゼロは来間となっている。また、多良間中学校の入学者数は15人となっている。
宮古島市の入学児童数は、記録が残っている1983年から90年までは、若干の増減を繰り返すも、常に1000人台で推移してきた。
しかし、91年に初めて1000人を割り込んだ後は、毎年減少の一途をたどっている。
95年からは700人台でほぼ横ばい状況が続き、2000年以降は600人台から700人台前半で推移してきた。
3年前、初めて500人台に突入し、現在も500人台が続いている。