高齢専住宅1000戸建設へ/ユニマット
高橋社長が市長に説明
宮古島市上野地区の南岸でリゾート事業を展開するユニマットの高橋洋二社長らが2日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、今後の事業展開方向を説明した。同リゾート整備は、「1万人の街づくり」を基本テーマにするという。同目標を目指して当面、1000戸の高齢者専用賃貸住宅の建設を計画していることを明らかにした。
同リゾート地の整備事業は、ホテルブリーズベイマリーナのオープンから20年たち、第1ステージが終了。10年後には完成させたいと、見通しを示した。
1万人が住んだ場合は、1年間に250億円が宮古に落ちると試算した。
住人は定年退職した人から、富裕層までいろいろ階層を想定。「アメリカの高級リゾート地で、宮古と同じ緯度に位置するフロリダのマイアミを目指し、造り上げたい」と抱負を語った。
下地市長は、国際会議などを誘致できる大規模なコンベンションホールの南岸での建設を要望し、行政としても協力していく考えを示した。
高橋社長は、リゾート法の適用エリアに入っていたシギラゾーンとドイツ村ゾーンの間の土地が「なぜか農振地域になっている」とし、再度の線引きを要望した。