10日に消費拡大キャンペーン/「とうがんの日」でJAなど
特売や試食会など実施
宮古地区とうがんの日実行委員会は「とうがんの日」の10日、JAあたらす市場で消費拡大キャンペーンを実施する。トウガンの特売やトウガンを使った加工品の販売、試食会を行い、地産地消を図る。実行委員長の岡村幸男JAおきなわ宮古地区本部長らが6日、記者会見し来場を呼び掛けた。
テーマは「太陽とサンゴ礁の卵宮古島とうがん」。
当日は1個約2㌔のトウガンを半額の100円で販売する。販売時間は午前9時からと、午後3時からの2回で2000個を準備している。
とうがん専門部会やJA女性部、みゃーくの味加工推進協議会は、トウガンを使用したサラダやゼリー、パイ、ジャムなどの加工品の販売や試食会を実施する。
会見には岡村実行委員長、宮古農林水産振興センター農業改良普及課の松尾安人課長、JAとうがん専門部会の山口修部会長が出席し「トウガンの地産地消と安全、安心、おいしさを広くPRしていきたい」と来場を呼び掛けた。
冬春季の出荷は12月から始まっており、4~5月にピークを迎える。JAによると前年に比べ出荷量は伸びているが、平年比では2割ほど落ち込んでいるという。
価格は1ケース(10㌔)約2100円の「安定した価格」(JA)で推移している。県内における県外出荷の9割を宮古島産が占めており、ほとんどが関東へ出荷される。2011-12年産の出荷計画は1020㌧。
とうがんの日 1998年4月10日に沖縄経済連が主催した「とうがんの日」宣言大会で、同日を「とうがんの日」に定めた。沖縄方言の「し(4)ぶい」、和名の「とう(10)がん」にちなんだ。宮古島市は2007年に拠点産地に認定され、上野地区などを中心に生産されている。宮古方言名「スゥ」。