エコの取り組み 教育現場に/小中校長研修会 環境保全に理解深める
大金課長(市エコ推進課)が講話
2010年度第5回小・中学校長研修会が11日、市中央公民館で行われた。宮古島市エコアイランド推進課の大金修一課長が「エコアイランドと学校教育」のテーマでエコアイランド宮古島の取り組みについて紹介し、エコアイランドとして自然環境との共生、地域資源を活用した低炭素社会の構築が重要であることを訴えた。
講演を前に川上哲也教育長は「宮古島市は環境モデル都市に認定されており、大金課長はエコのエキスパート。きょうはエコについて多くのことが学べると思うのでしっかり講話を聞いてほしい」とあいさつした。
エコアイランドの推進には、市民を巻き込んだ地道な取り組みが必要であることを訴えた大金課長は「短期的に大幅な変化は望みにくいが市民団体の活動が活発化しているほか、高校生の水のノーベル賞受賞やエコデンレースの入賞など教育現場でも取り組みが活発化している」と、「エコ」の取り組みが教育の現場でも活発に動いていることを説明した。
さらに、中長期的な視点に立った取り組みとして、低炭素まちづくりに向けた市民への積極的な情報発信▽市民活動団体の連携強化▽学校教育と連携した次世代層への情報発信▽エコに関する子どもサミット開催-などを紹介した。
参加した小、中学校の校長は今後の学校教育に反映させようと、大金課長の話に聞き入っていた。
同研修会は、学校と行政などが連携を図り相互の意見交換の中で視野を広め、宮古島の教育を考えることを目的に開催している。