産業・経済
2012年4月15日(日)9:00
主航路部中央桁を陸揚げ/伊良部大橋
大型クレーン船で吊り上げ
今月12日に平良港下崎埠頭に台船で移送された伊良部大橋主航路部中央桁(長さ140㍍)が14日午前、大型起重機船(クレーン船)で吊り上げられ陸揚げされた。
平良港入港後、同中央桁は台船の固定ワイヤロープを外す作業を行った後、吊り上げるためのワイヤリング作業を行っていた。
同作業にあたった現場作業員によると、巨大構築物を水平に保ちながら吊り上げるためには、精密に計算された位置にワイヤリングを施す必要がある。また、陸揚げをする場所に、しっかりとした固定台座を設置する必要があることから、陸揚げの作業だけで相当な時間を費やしたという。
陸揚げした主航路部中央桁は、橋桁同士を接合するための引っ掛け部分(セッティングビーム)の取り付け作業を行い、伊良部側主航路部と平良側主航路部の架設作業が終了した後に架設工事を行う予定だ。中央桁の架設は5月15日を予定している。