沖縄は全校で実施/全国学力テスト
小学626人、中学604人が受ける/宮古島市
小学6年と中学3年を対象に行う文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が17日、一斉に行われた。昨年は東日本大震災の影響で中止したため、2年ぶりの実施。文科省が抽出した国公私立9709校と、自主参加する1万6159校を合わせた2万5868校の約178万8000人が対象で、全国の参加率は81・2%となった。教科は、従来の国語と算数・数学に初めて理科が加わった。沖縄県は全校で実施し、宮古島市は小学校で20校(626人)、中学校12校(604人)でテストが行われた。
全国学力テストは2007年に43年ぶりに復活。当初は全員参加方式だったが、10年度から約3割の学校を抽出する方式になった。今年度は全国の国公立で自主参加が多く、抽出校と合わせた参加率は国立が約88%、公立が約83%に達した。一方、私立の参加は約%にとどまった。
県は文科省指定の抽出校(小学校108校、中学校77校)以外にも全校が参加。小学校267校(1万6489人)、中学校148校(1万5637人)が参加した。
国語と算数・数学は基礎知識を問うA問題と、知識の活用力を試すB問題がある。理科は一つの問題で基礎知識と知識の活用力の両方を問う問題が出題された。また、生活習慣などを調べるアンケートも実施。文科省は8月をめどに採点結果を返却し、都道府県別の平均正答率を公表する。