城辺で65㍉の降雨/台風4号 宮古島地方 強風域から抜ける
宮古島の南海上で発生した台風4号は9日午後6時現在、久米島の北北西約230㌔の海上を時速30㌔の速さで北に進んでいる。宮古島地方は9日午前零時から同日午後6時まで強風域圏内にあったが、大きな被害はない。この台風による降雨は城辺で65㍉を観測した。
9日午後6時現在、台風4号は北緯28度0分、東経125度30分にある。中心の気圧は985hPaで最大風速は25㍍、最大瞬間風速は35㍍。中心の東側440㌔以内と西側220㌔以内では風速15㍍以上の強い風が吹いている。
宮古島地方における最大瞬間風速は宮古空港(平良鏡原)と下地島空港で、22.1㍍を観測した。
この台風の影響で空の便が乱れた。宮古関係路線では琉球エアーコミューターの那覇-宮古線の1便(宮古発那覇行き)が欠航、13人の利用者が日本トランスオーシャン航空の便に乗り換えた。ほかに羽田-久米島間などで欠航が出た。きょう10日は各社とも通常運航を見込んでいる。
台風による降雨量は▽平良下里49㍉▽鏡原40.5㍉▽城辺65㍉▽下地島空港39㍉▽多良間仲筋55㍉-だった。