高校野球 強豪迎え交流試合/浦添工対宮古4高校
地元勢、初日は1敗1分け
浦添工業高校野球部を迎えての宮古地区4高校野球部との交流試合(主催・県高校野球連盟など)が21日、市民球場で開幕した。初日は2試合が行われ、宮高は0-1で敗れ、宮総実高は4-4で引き分けた。きょう22日は午前9時から宮工高、午後0時30分からは伊良部高との対戦がそれぞれ同球場で予定されている。
交流試合を通して、宮古地区の高校野球の技術力と総合力のレベルアップを図ることが目的。毎年1回行われており今回で8回目となる。
浦添工は、今年3月に行われた第59回県高校野球春季大会3位の実力校。第1試合の宮高戦では、両投手の好投で無得点のまま進んだ七回、浦添工が1点を挙げ均衡を破ると、久手堅投手が11奪三振を奪う力投で完封した。
宮高は、比嘉が8安打を許したものの要所を締め最少得点に抑えたが打線が振るわず、散発の3安打に抑えられた。
第2試合の宮総実戦では、4点をリードされた宮総実が六、七回に1点ずつを挙げ追撃。八回には2点を加え同点に追い付いた。
試合は九回規定により引き分けた。
試合に先立ち、出場5高校の選手と役員、審判らが参加して行われた開始式が同球場であり、県高校野球連盟の神谷孝副会長は「『宮古から甲子園出場を』という島民の熱い気持ちがある。学校や家庭、地域できちんと取り組めば乗り越えられる」とあいさつした。
協賛各社を代表してホテルニュー丸勝の平良勝之社長は、同交流試合が八重山の23回と比べ、宮古は歴史が浅いことを紹介し、関係者にさらなる取り組みの強化を訴え。選手たちには「甲子園出場という夢の実現に向け頑張ってほしい」と呼び掛けた。
下地敏彦市長も駆け付けて「選手たちの健闘を祈る」と激励。県高野連宮古地区校長理事の多良間勉宮工高校長は「高校生らしいはつらつとしたプレーで観客を魅了してほしい」と歓迎のあいさつを行った。
【第1試合】
▼市民球場(21日)
浦添工
000000100|1
000000000|0
宮高
【第2試合】
浦添工
101002000|4
000001120|4
宮総実高
※規定により引き分け