真栄里さん(元上野村議)に旭日単光章/高齢者叙勲
長年自治発展に尽くす
元上野村議会議員の真栄里昌三氏(88)=上野字新里=が4月1日付で、高齢者叙勲の旭日単光章を受章し、平良隆市議会議長が23日、議長室で勲記と勲章を伝達した。真栄里さんは、1962年から78年まで4期16年間上野村議会議員を務め、地方自治発展に尽くした。
平良議長は「崇高な精神をもって、長年にわたり上野村の教育や文化、産業、福祉の発展に尽くした素晴らしい功績が今回認められた。これからもますます元気で、後輩への力添えもお願いしたい」と祝福の言葉を述べた。
真栄里さんは「受章は身に余る光栄。16年間議会活動を頑張ってきて、受章できたことは、私を支えた市民のおかげと感謝している」と喜びを語った。
議員活動の中では、電気料金の高かった宮古電力(当時)の経営を、琉球電力に移管させた要請活動が、印象に残るという。
農業委員を務めていたころキビ代金値上げ要求運動に加わり、農業者代表の一員として日比谷公園に結集したことや、その後の農林省や大蔵省などへの要請参加が思い出に残ると、振り返った。
同勲章は春秋の叙勲を受章していない功労者に対し、88歳になったのを機に授与している。
真栄里 昌三(まえさと・しょうぞう) 1924(大正13)年3月15日生まれ。62年上野村議会議員に初当選。78年まで4期16年務める。村議会副議長、農業委員会委員、社会教育委員などを歴任。宮古農林高校PTA副会長、安谷原土地改良区副理事長も務めた。