初の国際会議へ準備着々/高校生太平洋・島サミット
地元参加3人が決定/本番まで1カ月切る
高校生太平洋・島サミット(5月23~26日、宮古島市)に参加する国内32人の高校生がこのほど決まった。地元宮古島市からは粟國裕貴君(宮高2年)、比嘉菜摘さん(同高3年)、砂川裕磨君(同)の3人が選ばれた。3人は日本代表として、同サミットに参加する太平洋の島国13カ国1地域、オーストラリア、ニュージーランドの高校生32人と、地球環境などについて幅広い討論を行う。成果は島サミットに参加する各国首脳に提言する予定だ。
宮古島に来島する国内外の高校生をホームステイ体験させる32の受入家族も決定。地元高校への体験入学や、宮古総合実業高校環境班の発表など期間中のプログラムもほぼ決まっている。
高校生島サミットは、第6回太平洋・島サミット(5月25、26日、名護市)の関連行事。宮古島市では初の国際会議となる。
23日は開会セレモニーと環境関連施設の視察、24日はグループディスカッション、25日は提言書の発表、26日は閉会式がそれぞれ予定されている。
本番まで1カ月を切り、市役所平良庁舎4階にある準備室は、慌ただしさが増してきた。
県の支援事務局と連携しながら、機運や歓迎ムードを高めるため、これまでにもさまざまなイベントを企画してきた。
準備室の西里正博室長は「次代を担う高校生たちに、さまざまな形で国際会議にかかわりを持たせていきたい」と話した。
地元の高校生を大会運営に積極的に参加させ、宮古島の再認識を図るとともに人材育成にもつなげていきたい考えだ。