食中毒予防に徹底を/高校生が1日監視員
食品衛生月間キャンペーン
食品衛生月間の一環で宮古福祉保健所(高江洲均所長)は6日、市内の大型スーパーで同月間のキャンペーンを行った。高校生2人が1日食品衛生監視員に任命され、店内を視察した。県食品衛生協会宮古支部の役員と指導員が、食中毒予防のチラシなどを買い物客に配布。各家庭での食品衛生の徹底を呼び掛けた。
同月間は、食中毒事故の防止と食品の衛生管理の向上を図ることなどが目的。食中毒が発生しやすい8月に全国一斉で実施している。
1日食品衛生監視員に任命されたのは、宮古総合実業高校食品科学科3年の徳村愛季さんと福里奈美希さん。保健所職員らとともに視察し、食品の管理状況などをチェックした。
視察後は、施設管理などいずれの項目も適切であることを報告。「利用者が健康で安心・安全な食生活を送れるよう、自主管理体制の確立に努めてほしい」と講評した。
あいさつに立った高江洲所長は「沖縄は高温多湿の気候で食中毒が発生しやすい環境。各家庭においても食中毒菌を『つけない、増やさない、やっつける』を守り、衛生管理を徹底してほしい」と呼び掛けた。
キャンペーンはチラシ配布のほか、あさひ保育園の園児による元気な踊りも披露され、買い物客らの目を楽しませた。
宮古管内の食中毒発生は昨年度に1件あった。